日本有数の茶どころ・静岡県では、近年の消費低迷や担い手不足により、茶畑の維持が難しくなりつつあります。私たちシンコムアグリテックは、そんな地域の課題と真っ直ぐに向き合い、「茶の再資源化」を軸にした循環型の地域モデルを構築しています。
耕作放棄された茶畑を整備し、無農薬・ノーワックスのレモン栽培へ転換。牧之原市を中心に「波乗りレモン」としてブランド化し、現在は約70戸の農家が生産に参加。地域の飲食店や企業との商品開発も進んでいます。
伐採や剪定で出る茶の木を炭化し、バイオ炭として圃場に施用。 2024年に立ち上げた「静岡茶炭の会」は、J-クレジット制度に登録済で、農家にクレジット収益が還元される仕組みが動き始めています。
剪定茶などから抽出したカテキンを、抗菌・消臭効果を活かした繊維製品へ応用。 “飲むお茶”にとどまらない、新しい茶の価値を提案しています。